
自己脂肪由来幹細胞を用いた慢性疼痛治療

自己脂肪由来幹細胞を用いた慢性疼痛治療
長引く痛み(慢性疼痛)でお悩みの方へ。 ご自身の「細胞」の力で、痛みの原因である炎症を抑え 、組織の修復を促す新しい治療法です。
1. 治療の概要
当院では、標準的な薬物治療やリハビリテーションを行っても改善が見られない「慢性疼痛」に対し、患者様ご自身の脂肪から採取した幹細胞を用いた点滴治療(再生医療)を行っています。
この治療は、ご自身の皮下脂肪に 含まれる「間葉系幹細胞」を採取・培養し、点滴で体内に戻すことで、全身を巡る幹細胞が痛みの部位に集まり(ホーミング効果)、抗炎症作用や組織修復作用を発揮することが期待される治療法です。
【このような症状でお悩みの方へ】
-
長期間続く痛みがあり、薬を飲んでも改善しない
-
変形性関節症による関節痛がある
-
神経障害性疼痛と診断されている
-
痛みが原因で日常生活に支障をきたしている
2. 治療のメカニズム
点滴により投与された幹細胞は、血管を通って全身を巡ります。その過程で、以下のような働きにより痛みの緩和を目指します。
-
ホーミング効果(損傷部位への集積) 幹細胞には、体内の炎症部位や損傷部位からのSOS信号を感知し、自動的にその場所に集まる能力があります。
-
抗炎症・組織修復作用 患部に集まった幹細胞は、炎症を抑える物質(抗炎症サイトカイン)や、組織の修復を促す成長因子を分泌します。これにより、痛みの原因となっている慢性的な炎症を鎮め、損傷した神経や組織の修復をサポートします。
3. 当院の幹細胞治療の特徴
王司病院では、再生医療等の安全性の確保等に関する法律に基づき、厚生労働大臣に「再生医療等提供計画」を提出し、受理された計画のもと治療を行っています。
特徴:冷凍しない「生きた細胞」を投与
多くの医療機関では細胞を冷凍保存・輸送しますが、当院が提携する培養施設では、投与日に合わせて培養スケジュールを調整し、一度も冷凍しない「生」の状態(非凍結)で細胞を輸送・投与します。 これにより、高い細胞生存率(96%以上※)を維持した、活性度の高い幹細胞治療を提供しています。
※提携加工施設(ASメディカルサポート)の実績値
4. 治療の流れ
-
カウンセリング・適合診察
医師が症状を確認し、治療の適応となるか診断します。感染症検査のための採血も行います。 -
脂肪採取(日帰り)
腹部などを小さく切開し、米粒大〜小豆大程度の少量の脂肪組織を採取します。局所麻酔を使用するため、体への負担は少なく短時間で終了します。 -
細胞培養(約4週間)
国内の認可された細胞培養加工施設にて、採取した脂肪から幹細胞を分離し、数週間かけて目標の細胞数まで増やします。 -
点滴投与
培養された幹細胞を、静脈点滴にて体内に投与します(所要時間:約30分〜1時間程度)。 -
経過観察
治療後は定期的に通院いただき、痛みや体調の変化を確認します。
5. 費用について
本治療は公的医療保険が適用されない「自由診療」です。
【自己脂肪由来幹細胞点滴(慢性疼痛)】
※上記金額には、診察料、脂肪採取料、細胞培養加工料、点滴施術料が含まれます。
※術前検査費用などが別途かかる場合があります。詳しくはお問い合わせください。
6. リスク・副作用
-
脂肪採取部位の痛み、内出血、感染、瘢痕などが生じる可能性があります。
-
点滴投与時に、アレルギー反応、発熱、悪心などが生じる可能性があります。
-
治療効果には個人差があり、全ての患者様に効果を保証するものではありません。

